「改革が想定以上に進んだから」 ジャパンマリンユナイテッド(JMU)が先月下旬に開いた社長交代会見で、灘信之前社長(現特別顧問)は、急だった社長交代の理由をこう説明した。JMUは昨年12月23日、翌月1日付で社長が交代する人事を発表した。当時の社長の灘氏は2023年4月に就任して1年8カ月と任期途中だったほか、就任した月は4月だった。急な交代の背景に記者の関心が高いとの思いから、真っ先… ...
デスク 中国造船所の勢いが止まらない。先月も国内船主による大量発注や新造案件検討のニュースが目立った。A 昨年から中手にまで広がった国内船主による中国ヤードへのバルカー発注の動きは、短納期船台の完売で昨年後半から減速していました。そうした中、一部の大手国内船主が「逆張り」のような形で、中国発注拡大へのアクセルを踏み始めたのです。B 同船主は昨秋以降、初取引の2社を含む中国造船所3社に… ...
◇ケイヒン 経常利益は前年同期比11%増の25億円。国内物流、国際物流の両事業が増収増益で、特に国際物流事業で海上運賃の上昇が大きなプラス要因となった。売上高は7%増の383億円、営業利益は10%増の23億円。純利益は14%増の17億円だった。セグメント別では、国内物流事業は6%増収、営業利益が2%増の23億円。国際物流事業は9%増収、営業利益が22%増の12億円。2025年3月期通… ...
福岡市港湾空港局のまとめによると、博多港の2024年10月の国際コンテナ取扱個数(速報値、実入り・空コンテナ合計、国際フィーダーコンテナ含む)は前年同月比0・9%減の7万8449TEUと、7カ月連続で減少した。輸入以外の3モードの減少が響いた。輸出は2%減の3万5718TEUと5カ月連続の減少、輸入は2%増の3万6892TEUと6カ月ぶりの増加。国際フィーダーでは、移出が5%減の2824T… ...
NIPPON EXPRESSホールディングス(NXHD)は5日、ヘルスケア産業に強みを持つ独物流企業SH HoldCo(以下サイモン・へーゲレ)の全株式を3日に取得し、子会社化の手続きを完了したと発表した。今後、両社のサービス基盤や顧客基盤の融合により創出するシナジー(相乗効果)を生かし、高品質なロジスティクス・ソリューションの提供を目指すとしている。NXHDは昨年9月、サイモン・へーゲ… ...
日鉄エンジニアリングは1月27日、浮体式洋上風力発電の基礎構造物の生産設備投資計画が、経済産業省の「GXサプライチェーン構築支援事業」に採択されたと発表した。同社の若松工場(北九州市)に国内最大級の大型クレーンを設置するなど浮体基礎の高速大量生産に向けた設備投資を行い、世界トップクラスの生産体制を構築する。経産省の「GXサプライチェーン構築支援事業」は2050年のカーボンニュートラル実現に… ...
呉港(広島県)は横須賀港(神奈川県)と同じく旧軍港4港の一つ。現在では海上自衛隊の基地もある。しかし、大きく異なるところがある。離島航路がたくさんあることと、その旅客ターミナルの前面に造船所があることだ。旅客船やフェリーが所狭しと動いている。そして、その前面では巨大なコンテナ船が建造されている。戦前は戦艦「大和」が建造されたところだ。横須賀では造船所が船舶建造をやめるという。呉では製鉄所が… ...
◇阪急阪神ホールディングス 国際輸送事業は売上高が前年同期比3%増の778億円、営業損益が17億円の赤字(前年同期は7億3200万円の黒字)。為替の影響で海外事業収入が膨らみ増収だったものの、日本や東アジアを中心に貨物取扱量が低迷したのが響いた。全社業績は売上高が9%増の8043億円、経常利益が3%増の980億円。旅行、国際輸送が減益も、不動産のマンション分譲戸数増加や都市交通の需要回復で… ...
日本内航海運組合総連合会の藏本由紀夫副会長は5日の海事立国フォーラムで、「内航海運業における船員確保と育成」をテーマに講演した。同氏は内航船や事業者の規模、近年の傾向などを解説した上で、内航総連の船員確保・育成対策を説明。海技教育財団、海洋共育センターと共に設立した6級海技士養成奨学金の効果もあり、2024年度の6級海技士短期養成コース修了者数と船員就職者数が過去最多の水準に達する見込みであるこ… ...
「トランプ政権の政策のあおりで、米国経済がおかしくなってしまうことは危惧している」決算会見で米国のトランプ政権発足による海運業界への影響についての質問を受けそう答えた。濱崎氏は「関税政策に非常に関心がある。ただ、諸説あり予測することは難しい」と指摘。その上で「米国はモノを製造できるわけではない。仮に中国からの輸入品の関税を上げた場合、東南アジアなどから輸入するだろう。景気が堅調な限り… 続きはログ ...
デスク 第2次トランプ政権が発足した。国際物流関係者にとっては頭痛の種がまた一つ増えることになる。A 関係者は「トランプ氏の大統領就任で国際物流は影響を受けるだろう。ただし影響が大きいのか小さいのか分からない。氏がどう動くのか全く読めない」と頭を抱えていました。最も注目される関税政策については、カナダとメキシコへの追加関税の適用を3月に延期した一方、中国には4日、10%の追加関税を発動しま… ...
◇遠州トラック 経常利益は前年同期比29%増の25億円。ネット通販向け輸送業務の伸長や、大型倉庫稼働が寄与。売上高は4%増の368億円、営業利益は31%増の25億円。純利益は31%増の17億円だった。セグメント別売上高は、物流事業が4%増の367億円で、内訳は輸送部門が4%増の273億円、倉庫部門が5%増の93億円。不動産事業などその他は44%減の1億1200万円。2025年3月期業… ...