逆境でも潰れない人は何が違うのか。精神科医の村上伸治さんは「幼いころに甘えることができなかった人の中には『自立しなくちゃ』という思いにとらわれている人も多い。自立とは『誰にも頼らないこと』ではなく、『人に上手く依存すること』。上手に人に助けてもらう能 ...
2025年は5年に一度の公的年金制度改正の年だ。厚生労働省が進めている検討案について、エコノミストの崔真淑さんは「高齢勤労者の優遇措置が注目されたが、現役世代の『高所得者の厚生保険料引き上げ』が改革の“本丸”なのではないか」という――。
端的に言えば、現役世代の働く意欲が低下する可能性、そして企業の負担が増えます。ひいてはコスト削減のため、人件費や研究開発費などの削減を企業はさらに推し進めることが考えられます。というのも、経済学分野における先行研究を見ると、企業の社会保険料負担の増加 ...
愛着障害は正式には小児の障害なので大人には用いませんが、大人の患者さんと話をしていると、多くの方に愛着の問題が見られます。患者さんは愛着の問題とは気づかず、他の病気の症状や、自分の性格だと考えています。
愛着の問題を抱えている人は、心の奥底で「自分のことはどうでもいい」といって自分のケアを後回しにしがちです。しかし、自分自身をかわいがる「セルフケア」を怠ると、いずれ疲弊し、心と体の健康を保つことができなくなります。
また、自立を「誰にも頼らないこと」だと考える人が少なくありませんが、自立とは本当は「依存先を増やすこと」です。たとえば車いすで生活をしている人は、多くの人や物に助けてもらう必要があります。頼る先が特定の人に集中するのは避けるべきですが、多くの人に少し ...
セーフティネットとしての最低保障年金の創設、資産要件の緩和、扶養照会の廃止、給付金の統合といった改革を通じて、高齢者福祉をより良く充実させること。今こそこうした本質的な公的年金制度改革に舵を切るべきではないでしょうか。
こうした思考パターンがいつ、どこで身についたのかを考えてみる必要があります。もちろん生まれながらの気質ということもあります。でも、もし幼少期に親や周囲の人から「人になにかしなければ、自分は存在する価値がない」などと言われていたならどうでしょう。ほめられることに罪悪感を覚える、親にほめられると、反動で否定する言葉が浮かぶ、という人もいます。誰かに植えつけられた思考が習慣化し、素直に自分を大切にするこ ...
また、トランプの「脱DEI」政策は在アメリカ日本人にも不利益をもたらす可能性が高い。日本人は一歩海外に出れば「アジア人」であり、アメリカではマイノリティに属するからだ。現地で暮らす人やこれからグリーンカード取得を目指す人などにとって、風当たりが強くな ...
2016年から業界団体の自主規制により、25歳未満のタレントは酒類の広告に起用できないことになっている。大手の酒類メーカともなると、知名度の高いタレントを起用したいところだが、年齢に加えて、競合社の起用、スケジュール等の制約がある。
金曜ロードショー(日本テレビ系)で『バック・トゥ・ザ・フューチャー』3部作が放送され、過去のアメリカの描写が話題になっている。コラムニストの藤井セイラさんは「過去のパートでは、白人優位社会だった1955年がノスタルジックに描かれた。まるでトランプ大統 ...
キリンのクラフトビール「スプリングバレー」は、スタンダードビールと同様のマスマーケティング的な手法を取ってしまったがゆえに、「特別感」を十分に醸成することができず、苦戦する結果となっている。 「ちびまる子ちゃん」は庶民の社会が描かれているが、大人になって「ちょっとプレミアムな世界」を体験するというストーリーは、いまのプレモルのポジションと二重写しになっているように見える。